通知表が出る前にやるべき“内申対策”とは？

〜7月の通知表に向けた内申点アップ術〜

目次

1. はじめに：通知表は「勉強だけ」では上がらない

2. そもそも内申点とは？通知表と高校入試の関係

3. まだ間に合う！内申点アップのカギは“行動”

4. ここがポイント！主要5教科の内申対策

5. 実技教科こそ差がつく！通知表アップ術

6. 先生の印象を変える「＋α行動」とは

7. 定期テスト後こそ要注意！今やるべき提出物管理

8. ハッピースマイル式：内申点を上げる5つの具体策

9. よくある失敗例と、改善のヒント

10. 【保護者の方向け】内申アップに家庭ができること

11. まとめ：通知表が変われば、未来が変わる

1. はじめに：通知表は「勉強だけ」では上がらない

「テストで点を取っているのに、通知表の評価が低い…」
これは、実はとてもよくある悩みです。

通知表、つまり「内申点」は、定期テストの点数だけでは決まりません。
中学校の成績は、提出物の質や提出率、授業態度、ノートの取り方、積極性など、目に見えにくい要素も大きく影響します。

この記事では、7月の通知表に向けて「今からできる内申対策」を詳しく解説します。
とくに中1・中2生にとって、夏前の通知表は**進路や学力推移を大きく左右する“第一関門”**です。

2. そもそも内申点とは？通知表と高校入試の関係

通知表の評価は、一般的に「観点別評価」として以下の3つから成り立っています。

• 関心・意欲・態度

• 思考・判断・表現

• 知識・技能

高校受験では、この通知表をもとに各教科5段階（または9段階）で数値化され、内申点となります。

例）5教科＋実技4教科（×2倍）の計算式：
➡️ 通知表「5・4・4・5・3 / 4・5・3・5」→ 計：31＋(17×2)＝65点

ここで大切なのが、テストができていても「態度や提出物」で評価が落ちることがあるという事実。

つまり、通知表＝努力の総合評価。
だからこそ、「テストが終わった後」こそ対策が重要なのです。

3. まだ間に合う！内申点アップのカギは“行動”

テストが終わったあと、「あとは返却を待つだけ」と油断していませんか？
実はこの期間こそ、通知表に大きく影響する“内申対策ゴールデンタイム”です。

評価が上がる生徒に共通する特徴は…

• 提出物の完成度が高い

• 自主学習ノートを提出している

• 授業中の発言や質問が目立つ

• 清潔なノート・プリントを使っている

→これらは、点数では測れない「日頃の努力」として高く評価されます。

評価基準は「最後の授業日」まで続いていることを忘れないでください。

4. ここがポイント！主要5教科の内申対策

国語：記述とノートの丁寧さが命

• ノートは行間・色使い・見やすさを意識

• 感想文・読書記録をプラスで提出するのも効果的

数学：解き方の過程を明確に

• 計算過程を丁寧に書く

• 「式だけ」「答えだけ」は減点対象になることも

英語：音読やスピーキングも加点要素

• 英語ノートは“例文と訳”を並べて見やすく

• 英検の受験報告などもアピール材料に

理科・社会：資料整理と復習プリント提出

• 用語の正確性＋図表・グラフへの理解が評価される

• まとめノート提出で「関心・意欲・態度」が向上

5. 実技教科こそ差がつく！通知表アップ術

実技教科（音楽・美術・保体・技家）は「2倍評価」されるので、むしろ通知表では重要度が高いです。

対策のポイントは次の3つ：

1. 授業中の指示に素早く反応できているか

2. 提出課題の完成度（丁寧さ・工夫）があるか

3. 持ち物忘れや準備不足がないか

例：美術のスケッチを丁寧に描き直して提出し直した中2生が「3→5」へ評価アップしたケースも。

6. 先生の印象を変える「＋α行動」とは

通知表に影響するのは、“先生の印象”という見えない評価軸です。
その印象を左右する“＋α行動”とは？

• 先生に質問しに行く

• 提出物に「あとがき」や「まとめ」をつける

• 小テストでミスした部分を自分で解き直して提出

• 休んだ授業のノートを自分から取りに行く

“積極的に関わっている”と感じてもらうことで、無意識のうちに評価が変わることがあります。

7. 定期テスト後こそ要注意！今やるべき提出物管理

テスト返却後は、以下のチェックを必ずしておきましょう：

• ワークやプリントがすべて提出できているか

• 未提出の課題が残っていないか（保管して再提出）

• ノートが飛び飛びになっていないか

• 誤字・脱字・乱雑な書き方になっていないか

→提出物の“質”と“量”が評価に直結します。
あと1点で「3→4」に変わる場合、ここで決まることも少なくありません。

8. ハッピースマイル式：内申点を上げる5つの具体策

1. 提出物カレンダーを一人ずつ作成

2. 授業ノートの書き方指導＋定期チェック

3. 自主学習ノートを週1回提出＆添削

4. 実技教科も含めた「行動目標」の設定

5. 学校の課題を“見える化”してやり残しゼロ

これらを実行している生徒の多くが、通知表で1～2段階上がっています。
「先生がちゃんと見てくれていたんだ！」という声も多数届いています。

9. よくある失敗例と、改善のヒント

通知表を見て「思っていたより低い…」とショックを受ける生徒や保護者の方は少なくありません。その多くが見落としているのが、“定期テスト以外の部分”での評価失点です。ここでは、よくある失敗パターンを3つ取り上げ、それぞれに対する改善策を具体的に紹介します。

● 失敗例①：テスト勉強だけして、ノートや課題をサボる

「テストで90点取ったのに通知表が『3』だった…」
こんな声を聞いたことはありませんか？

実は、通知表では「知識・技能（＝テストの得点）」と並んで「関心・意欲・態度」や「思考・判断・表現」の観点も評価対象です。つまり、どれだけ授業や課題に真面目に取り組んでいるかが重視されるのです。

特にノート提出やワークの進行状況は、“努力”を表す重要な材料になります。先生は、「提出されたノートを通じて、その子がどれだけ授業に向き合っているか」を見ています。

改善策：

• ノートやワークは「提出用」と「普段使い用」を分ける

• 提出直前にまとめて仕上げず、毎回の授業ごとに記録する

• 問題を解くだけでなく、「わかったこと」や「間違えた理由」も書くと印象UP

● 失敗例②：内申に響かないと思って実技を軽視

実技教科（音楽・美術・保健体育・技術家庭）を軽視する中学生は意外と多く、「どうせ進学には関係ないから」と思い込んでしまうことが原因です。

しかし、内申点では実技教科が2倍に換算されるケースが多く、ここで評価が落ちると、いくら主要5教科で頑張っても帳消しになってしまうこともあります。

特に、技術や美術では「丁寧さ」が重視されます。手を抜かず仕上げるだけで、「3→4」や「4→5」になるケースも多々あります。

改善策：

• スケッチ・製作物・調理実習などは時間をかけて仕上げる

• 授業中のコメントやポイントをメモして提出物に反映する

• 苦手科目こそ「丁寧さ」で差をつける（=意欲評価につながる）

※個別指導のハッピースマイルでは、実技教科の提出物の進行チェックや改善アドバイスも行っています。

● 失敗例③：授業中に寝ていた・話を聞いていない

これは非常に致命的な失敗です。どれだけテストの点数が良くても、授業態度が悪ければ「関心・意欲・態度」の観点で大きく評価を落とします。

先生は、生徒の姿勢を想像以上によく見ています。特に次のような行動は、“マイナス印象”を強く残すため要注意です。

• 教科書を開いていない

• ボーッとしている／寝ている

• 授業中に私語が多い

• 提出物をいつもギリギリに出す

改善策：

• 授業前に「今日はこれを聞こう」と目的意識をもつ

• 発言や質問が苦手でも、ノートをしっかり取るだけでも印象UP

• わからないことを質問する勇気を持つ（先生との関わりが評価される）

なお、「過去に印象が悪かった子」が、行動を変えて見直された実例も少なくありません。
ある中2生は、1学期の通知表で態度「C」をもらいましたが、2学期に毎回ノートを丁寧に取り、休み時間に先生に質問に行くようにした結果、「B→A」評価にアップし、通知表の数値も1段階向上しました。

通知表の評価は、「テストの点数」＋「日頃の姿勢・努力」で決まります。
よくある失敗は、どれも意識と行動で改善可能です。

個別指導のハッピースマイルでは、こうした“日々の姿勢”までサポートし、通知表アップを実現してきた実績があります。

「どうしても内申が伸びない」
「うちの子、評価されにくいタイプかも…」

そんなお悩みも、ぜひ一度ご相談ください。通知表が変わるきっかけを一緒に作っていきましょう。

10. 【保護者の方向け】内申アップに家庭ができること

内申点は、テストの点数だけでは決まりません。提出物の管理、授業態度、意欲的な取り組みなど、「日々の積み重ね」が大きく反映される指標です。そして、この“日々の姿勢”は、実は家庭でのサポート次第で大きく変わる部分でもあります。

「親としてできることがあれば、やってあげたい」
そう思われる保護者の方に向けて、今すぐ実践できる関わり方を具体的にご紹介します。

● 提出物の締切を一緒に確認する

中学生は、自分でスケジュールを管理するのがまだ難しい年頃です。特に提出物の締切や進行状況は、うっかり忘れがち。保護者の方が「提出、いつまでだった？」と一言確認してあげるだけで、忘れ防止に大きな効果があります。

特に以下のような提出物は注意が必要です：

• 各教科のワーク（ページ指定での提出が多い）

• 実技教科の作品やレポート

• 自由課題（読書感想文・調べ学習など）

実際に、保護者の声かけをきっかけに提出率が大幅に改善し、通知表の評価が「3→4」に上がった生徒もいます。

● ノートやプリントの整理を手伝う

ノートやプリントが散乱していて、どれが提出用か、何をやったのかが分からなくなる生徒は多いものです。週末に一緒に整理する時間をつくることで、「勉強に対する安心感」が生まれ、集中力が高まります。

おすすめの家庭サポート：

• 教科ごとにファイルやクリアポケットを分ける

• 提出済み・未提出のプリントを分類する

• ノートの余白にメモ書きがある場合は、内容を整理して清書させる

こうした**“整理整頓力”も、内申評価における「意欲」や「学習の継続性」として見られる**ポイントです。

● 一言「がんばってるね」と声をかける

実はこれが最も効果的なサポートかもしれません。

多くの中学生は、家では「言われないとやらない」「ダラダラしてしまう」という行動が目立ちます。でも、裏を返せば「やろうと思っているけど、気持ちが乗らない」だけなのです。そんなときに、親からの一言がスイッチになります。

たとえば：

• 「提出物、よく頑張ってるね」

• 「このノート、見やすく書いてていいじゃん」

• 「今日も学校で頑張ってきたんだね、えらいね」

こうした承認の言葉が、“自己肯定感”を育て、内申アップに直結する「学習態度の向上」につながります。

● 保護者の一歩が、子どものやる気を動かす

ある中1生の保護者は、毎週末に5分だけ「勉強の整理タイム」を親子で設けました。教科書とノートの確認、未提出物の確認、来週のテスト範囲のチェック。それだけですが、本人が“勉強の流れを見える化”できたことで、学習の効率が上がり、2学期の通知表は主要教科すべてで「4」以上に。

このように、保護者のちょっとした関わりが、結果的に「評価される姿勢」に結びついていくのです。

内申点は、「努力を見てくれる指標」です。
そしてその努力は、家庭のサポートによってより確かなものになります。

• 提出物の管理

• プリント・ノートの整理

• 小さな声かけ

この3つだけでも十分です。勉強は子どもがするものですが、「勉強しやすい環境」は、家庭の力で整えることができます。

個別指導のハッピースマイルでは、ご家庭との連携も大切にしながら、お子さまの学習をトータルでサポートしています。
「内申を上げたいけど、どこから手をつければ…」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

11. まとめ：通知表が変われば、未来が変わる

通知表が出るたびに、「うちの子はテストの点は悪くないのに、評価が思ったより低い…」という声を保護者の方からよく聞きます。

その理由は、内申点＝テストの点数だけで決まるわけではないからです。
むしろ、**“見えにくい日々の姿勢”**が大きな割合を占めているのが内申評価の実態です。

● 「目に見えない評価ポイント」はどこにある？

例えば、以下のような行動は通知表で高く評価されます：

• 提出物を毎回きちんと出している

• ノートが丁寧にまとめられている

• 授業中に先生の話をよく聞いている

• 手を挙げて発言したり、質問をする

• 授業中に寝たり、よそ見をしない

• 実技教科でまじめに取り組んでいる

つまり、「授業態度」「意欲」「取り組みの丁寧さ」など、すべて“日々の行動”に根ざしているのです。

● 内申点＝コツコツ型が勝つ世界

テストの点数は、一夜漬けでもある程度は取れるかもしれません。
しかし、内申点はそうはいきません。提出物や授業中の態度は、**「3ヶ月間の平均的な姿勢」**が評価されるからです。

ある生徒は、1年生の時は授業態度が悪く、通知表では「2」や「3」が並んでいましたが、2年生で毎回ノートを丁寧にとり、先生に質問しに行くようにしたところ、通知表が「4」「5」に一気に改善。入試で大きなアドバンテージを得ました。

これは決して特別な例ではありません。
**“コツコツ続けた子が最後に報われる”**のが、内申点の世界です。

● ハッピースマイルでは「通知表を見据えた指導」をしています

個別指導のハッピースマイルでは、ただテストの点を上げるだけではなく、

• 提出物の期限管理

• ノートの取り方や整理の仕方

• 実技教科の内申アップ方法

• 授業中の姿勢アドバイス

• ご家庭への連携・報告

など、「通知表評価を構成する要素」を一つ一つ分解して、一人ひとりに必要な行動を明確化して指導しています。

その子の得意・不得意、性格、生活スタイルに合わせて、「まずはこれをやろう」「ここは改善しよう」とアドバイスできるのが、個別指導ならではの強みです。

● 今、始めれば7月の通知表は変えられる

通知表が配られるのは、例年7月の中旬。
つまり、今（5月中旬〜下旬）からの約1ヶ月半の行動が、そのまま成績に反映されます。

「まだ間に合います」
むしろ、「今から変えれば、十分に上がるタイミング」です。

• 提出物を意識する

• 授業態度を見直す

• 実技教科にも丁寧に取り組む

• 毎週少しずつ復習する

• 家でも生活習慣を整える

この小さな一歩の積み重ねが、7月に大きな成果となって表れます。

● ご家庭と一緒に「通知表の向こう側」を見つめます

私たち「個別指導のハッピースマイル」では、通知表に反映されるような地道な努力を一緒に見守り、育てていきます。

• 学校では教えてくれない「内申の上げ方」

• 家庭では気づきにくい「評価される行動」

• 子どもが自ら気づかない「小さな成長」

これらを共有しながら、子どもの自信と成果につなげていくことが、私たちの使命です。

通知表は、日々の積み重ねの通知です。
子どもたちが、「頑張ってよかった」と思える通知表を一緒に目指しましょう。

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